当サイトではGTフィッシングルアーとリーダーの結束方法を【4種類】紹介しています。
【ケプラーを使ったノット・スリーブを使ったノット・イモムシノット・ユニノット】
このページではスリーブどめの結束方法と【メリット・デメリット】について説明します。
スリーブどめの結束方法
まずはどのような結束なのかを写真で見てください。
スリーブどめの結束方法はスリーブ2個・チューブ1個を使いリーダーを2重にねじってとめたものです。
スリーブどめのメリット・デメリット
スリーブどめの結束にはどんなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。
スリーブどめのメリット
ナイロンリーダー130lb~200lbを使用することが多い男性の場合
■太すぎるリーダー(200lbなど)はハーフヒッチでの編み込みが難しいのでスリーブどめがオススメ
太いリーダーはペンチを使って締め込みをしても緩むことがある。
■リーダーを折り返して2重に出来るので歯切れや根ずれ防止になる
リーダーを2重にしている内の1本だけが切れた状態でGTがあがってくる事が何度かあった。
■道具を使用しているので毎回安定した強度を出しやすい
スリーブどめのデメリット
■使用する道具が増える
1回のシステムで下記の道具を使う。
- スリーブ2つ
- チューブ
- スリーブをとめる為の圧着ペンチ
(圧着ペンチは大きくて重く持ち歩くにはかさばる。)
■スリーブどめに必要な材料費が余分にかかる
■圧着ペンチの種類やリーダーの太さ=スリーブのサイズによっては女性等の力がない人では潰しきるのが難しい
90lb~130lbまでは簡単に潰せるがそれ以上は力がないと困難であった。
■細いリーダーの場合はスリーブどめをすることによってリーダーを傷つけることがある
スリーブを潰して固定するのでリーダーも一緒に潰れてしまうことがある。
潰したスリーブに擦れてリーダーが傷ついてしまう。
スリーブどめの結束方法(手順を説明)
スリーブどめの結束方法には下記の道具が必ず必要になります。
■準備する物
- スリーブどめをする圧着ペンチ
- リーダー
- スリーブ(2つ)
- チューブ(2cm程度を1つ)
- スイベル(1つ)
手順
■リーダーに①②③④の順番で通していく
①スリーブ
②スリーブ
③チューブ
④スイベル
■③のチューブの中央に④のスイベルがくるようにする
■折り返しはスリーブ②の中にリーダー先端を通す
③のチューブの中はリーダー1重
■圧着ペンチでスリーブ②だけを先に潰す
スリーブ①は後で潰すので同時にはやらない!
■リーダーの先端をねじる
ねじったらスリーブ①に通す。
(ねじりが緩いと隙間にルアーの針が引っかかることがあるので適度にきつめが良い)
■スリーブ①からはみ出たリーダーをカットする
■カットしたリーダー先端をライターであぶり焼きコブを作る
■スリーブ①を圧着ペンチで潰して固定する
焼きコブのギリギリの場所で固定する
■完成
小さなペンシルルアーを使う場合はキャストやアクションを考えてリーダーをねじらずにスリーブどめをします。
この場合はスリーブ①と②の距離は数ミリ空ける程度が良いです。
リーダーが2重になっている部分が少ないため歯切れや根ずれには弱くなってしまいます。
圧着ペンチの紹介
スリーブを使った結束方法は圧着ペンチの使いやすさが重要になります。
■ BRAID(ブレイド)
①HD パワークリンパー
■釣武者
②(大)ハンドクランプ (全長260mm)
③(小)ハンドクランプ V6 Ⅱ(全長220mm)
■YO-ZURI
④パワーアッププレッサー(SS・S・2N・3Nまで対応)
とてもコンパクトで持ち運びには便利ですがスリーブの種類によっては潰せないものがあります。
- YAMASHITA ヤマシタ スリーブ ダルマクリップは他のスリーブと比べると柔らかいので潰せる
- モモイ・FISHERMANのスリーブは小さなサイズでも潰せなかった
GTで使う圧着ペンチのオススメ!
写真①BRAID(ブレイド)
写真②釣武者
(女性の力で2Nスリーブを潰せたのは①と②の圧着ペンチだけでした。)
■適切な力まで締め込むと自動的にロックがかかります
■スリーブの締めすぎや締め込み不足を防げます
上記以外のメーカーでも圧着ペンチを販売していますがGTフィッシングでは大きくて強度の高い物を選ぶようにしましょう。
スリーブの種類
3種類のスリーブについて紹介します。
■YAMASHITA ヤマシタ
スリーブダルマクリップ
(スリーブダルマクリップ専用の圧着ペンチがあります。)
- 柔らかいので女性でも楽に潰せる
- リーダーが細い場合は2つの穴それぞれに収まりにくい
- スリーブの潰し具合によってはリーダーを巻き込んで潰してしまう
■FISHERMAN
スーパーミニスリーブ
- 肉厚なためスリーブにリーダーが擦れた時のダメージが少ない
- 肉厚なためリーダーを保持する力が高い
■モモイ
ミニロック(アルミ製)
- 肉厚なためスリーブにリーダーが擦れた時のダメージが少ない
- 肉厚なためリーダーを保持する力が高い
リーダーとスリーブ(FISHERMAN・モモイ)の組み合わせ
100lb-150lb→Mサイズ
150lb-200lb→Lサイズ
ウレタンチューブ
■DECOY
ウレタンチューブT-2を2cm程度切って使用します。
- リーダー80lb-120lb→チューブ内径1.0mm
- リーダー120lb-280lb→チューブ内径1.5mm
スリーブどめの結束がオススメの人
■太いリーダーを使っている人
太いリーダーでハーフヒッチが綺麗に編み込めない初心者にオススメ
■道具を使ってでも毎回安定した結束方法を行いたい人
道具が必要ですが太いリーダーも簡単に2重に出来ます。
■リーダーを2重に出来るので歯切れや根ずれ防止効果がある
その他の結束方法3種類については総合ページの下記サイトを参考にしてください
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