GTフィッシングで使う【スイベル・スプリットリング・リング】について紹介します。
ルアーとリーダーを接続する方法
GTフィッシングで【ルアーとリーダーを接続する方法】は以下のいずれかでやる人が多いです。
- スイベル+スプリットリング
- リング+スプリットリング
- スナップとリングが一体型になったもの
- 直接ルアーに結ぶ
スイベル等の小物類を使う場合は必ずGTのファイトに耐えらえる強度の物を選ぶ必要があります。
魚の強度に合わせた小物を使わないと破損する可能性が高いです。
1釣行で1匹会えるかどうかの貴重な魚なのでファイト中にスイベルやリングが壊されてノーキャッチとならないように最適な物を使用しましょう!
スイベルを使用するメリット・デメリット
スイベルを使う【メリット・デメリット】について紹介します。
【メリット】
- 糸ヨレを防止出来る
PEラインの強度が落ちるのでPEラインがヨレると良くない。
シンキングルアーの場合は必ずスイベルを付けた方が良いです。
(水中でルアーが回転するので糸がヨレやすくなる。)
【デメリット】
- ルアーの種類によってはルアー操作(動き)が悪くなる
- スイベル代金が余分にかかる
- ルアーに接続する小物が増えるのでその分破損のリスクが増える
一度海で使ったスイベルをもう一度使う時は【塩抜き】をした方が良いです。
【塩がかんで回転性能が落ちる・劣化は破損に繋がる】ので使う前には必ず精度を確認してください。
【メリット・デメリットを判断した結果どうすればいいのか?】
- 基本的にはスイベルを付ける
- あまりにもルアーの動きが悪い場合のみスイベルを外す
スイベルの種類(サイズと強度)
スイベルも多くの種類がありますがGTのサイズや強さに合った物を選びましょう!
【スイベルのオススメ】
- NTスイベル 2リング-BBパワー(溶接ニッケル)
- NTパワースイベル
- Cultiva TSS-51 ジグスピン
- オーシャンスナップ OS8BB(BBスイベル仕様)
【各スイベルのサイズと強度】
■NTエヌティスイベル
2リング-BBパワー(溶接ニッケル)
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スイベルのリング部分が細く作られているのでスプリットリングに通しやすい。
スプリットリングが少しでも開いてしまっている場合はその隙間からスイベルが抜けやすい。
サイズ | 4 | 5 | 6 |
強度(kg) | 97kg | 125kg | 187kg |
全長(mm) | 22.2mm | 26.2mm | 31.5mm |
■NTエヌティパワースイベル
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サイズ | 4 | 3 |
強度(kg) | 89kg | 96kg |
全長(mm) | 16.0mm | 18.5mm |
■Cultivaカルティバ TSS-51 ジグスピン
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サイズ | #3 | #4 | #5 |
強度(kg) | 107kg | 118kg | 213kg |
■STUDIO Ocean Mark スタジオオーシャンマーク
オーシャンスナップ OS8BB(BBスイベル仕様)
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スイベルの先にリングも付いている。
プライヤーを使わなくても接続・取り外しが出来るのがウリです。
サイズ | OS8BB |
強度(kg) | 97㎏ |
スプリットリングの種類
ルアーや針に接続する【スプリットリング】を強度の高いものにすると【サイズは大きく・重さは重たく】なります。
【スプリットリングのオススメ】
- カーペンター強化スプリットリング
- STUDIO Ocean Markトラックスプリットリング
- STUDIO Ocean Markトラックスプリットリング M-Sepc
- STUDIO Ocean Mark オーシャンスナップ
- YARIE エスピーリング
- メロン屋工房スプリットリング
- Fishing Fighters 鉄腕スプリットリング High tenacity
- 鉄腕スプリットリング
- Caltive ハイパーワイヤー
ルアーが小さいのにスプリットリングが大きいとルアーアクションが悪くなります。
適正な動きを出しつつGTのファイトに耐えらえる強度の金具を選びましょう。
【各スプリットリングのサイズと強度】
■カーペンター強化スプリットリング
サイズ | 150lb | 200lb | 250lb | 350lb |
強度(kg) | 68.03㎏ | 90.71kg | 113.39kg | 158.75kg |
強度(lb) | 150lb | 200lb | 250lb | 350lb |
■STUDIO Ocean Mark トラックスプリットリング
サイズ | T-SR6 | T-SR7 | T-SR8 | T-SR10 |
(kg) 破断強度 変形強度 | 199.58kg 181.43kg | 250kg | 299.37kg 235.86kg | 544.31kg 408.23kg |
(lb) 破断強度 変形強度 | 440lb 400lb | 550lb | 660lb 520lb | 1200lb 900lb |
■STUDIO Ocean Mark トラックスプリットリング M-Sepc
M-Specはトラックスプリットリングより線径を若干細くして付け易さを重視している。
サイズ | T-SR M7 | T-SR M8 |
強度(kg) | 170kg | 270kg |
強度(lb) | 380lb | 590lb |
■YARIE エスピーリング
サイズ | 250lb | 300lb |
強度(kg) | 113.39kg | 136.07kg |
■メロン屋工房スプリットリング
サイズ | #8 | #9 |
強度(kg) | 190lb | 260lb |
強度(lb) | 86.18kg | 117.9kg |
■鉄腕スプリットリング High tenacity
サイズ | #8.0 | #9.0 | #10.0 |
強度(kg) | 113.39kg | 136.07kg | 158.75kg |
強度(lb) | 250lb | 300lb | 350lb |
■鉄腕スプリットリング
サイズ | #8.5 |
強度(kg) | 68.03kg |
強度(lb) | 150lb |
■Caltive ハイパーワイヤー
スプリットリングの【シングルワイヤー部分】【ダブルワイヤー部分】の強度を表示。
サイズ | #9 | #10 | #11 |
強度(kg) シングル ダブル | 70.76kg 108.86kg | 167.82kg 283.49kg | 190.50kg 315.24kg |
強度(lb) シングル ダブル | 156lb 240lb | 370lb 625lb | 420lb 695lb |
参考)カーペンターのスイベル・スプリットリングのバランス表
スイベル | スプリットリング | PE・リーダー |
NO4 | 125lb(56.69kg) | PE6号 リーダー130lb |
NO5 | 150lb(68.03㎏) | PE8号 リーダー170lb |
NO6 | 200lb(90.71kg) | PE10号 リーダー200lb |
NO7 | 250lb(113.39kg) | PE12号 リーダー240lb |
使用するルアーのサイズにもよりますが、男性は上記の表の組み合わせを参考にスイベル・スプリットリングを選ぶと良いです。
(カーペンター社製品での表なので他社は数値が違います。)
リングにリーダーを結ぶ場合(注意点!)
スイベルを使わずに【溶接リングに直接リーダーを結び付ける方法】もあります。
リングには【溶接リング】と【抜き打ちリング】の2種類があります。
■溶接リング
円形のステンレス線を曲げて溶接して作っているので断面が円形で整っている。
■抜き打ちリング(プレスリング)
プレス加工と抜き打ちで作られるリングで断面が円形ではなく角張っている。
GTフィッシングで使用する場合は、質の良い【溶接リング】の方を選んでください!
溶接リングに似た【打ち抜きリング】に注意!
打ち抜きリングは断面が円形ではないため、リーダーにストレスを与えることがあります。
まとめ
GTフィッシングに限らず【スイベル・スプリットリング・リング】などの小物の重要性を忘れがちになってしまいます。
釣りは全てのバランスが大切!
- 自分に合った適正ロッド
- ファイトスタイルに合わせてのドラグの設定
- PEラインとリーダーの結束強度
- リーダーとルアーの接続強度
- 針の強度
- 針とルアーを繋げるリングの強度
これら全てのバランス【1つだけ強い1つだけ弱いなどは良くない】が取れていないと大物が掛かったときにトラブルへと繋がりやすいです。
プラスチックルアーのメーカーによっては購入した時からスプリットリングが付いていますが、GTフィッシングでは少し強度に不安を感じるので【GTの強度に合わせたリング】に取り換えた方が良いです。
GTフィッシングは万全の体制で挑まないと勝てないことが多いと感じているので、考えられる不安要素は全て取り除けるようにしましょう。