キャストをするたびにライントラブルが起こる人は巻き方に問題があるかもしれません。
このページではスピニングリールに巻いたラインが【ハの字】や【逆ハの字】になった時の対処法について紹介します。
初心者に起こりがちなライントラブルとは?
どういうライントラブルかというと…。
下記の写真は1回のキャストでたくさんの結びコブが出来てしまいどうにもこうにも直せなくなってしまった状態。
これでは全く釣りになりませんよね。
まずは自分が使っているリールのラインがどの状態で巻き終わっているかを確認しよう!
正しく巻かれているラインの巻き方
- 写真(左)正テーパー
トラブルに繋がるラインの巻き方
- 写真(真ん中)順テーパー/ハの字
- 写真(右)逆テーパー/逆ハの字
【ハの字】【逆ハの字】は対処の方法が違うので注意しましょう!
経験上【ハの字】の方がよりトラブルになりやすかったです。
最後までラインを巻いてから気がついた場合は巻き直す必要があります。
(空になったスプールに一度巻き戻してから巻き直す。)
50m~100mほど巻き終えた時にスプールの形状に近い状態で巻けていれば問題はありません。
ラインを真っすぐ巻けるように早めの対処が大切です。
順テーパー(ハの字)の直し方を説明
写真のようになっている状態が【ハの字】です。
■ブルーのラインが正しく真っすぐに巻けている
■ピンクのラインがハの字の状態
ハの字をなおすにはリールに付けているワッシャーを抜く必要があります。
ワッシャーはリールを買った時に付いてきた写真下↓のもの。
まずはワッシャーを1枚減らしラインを巻きながら様子を見ましょう。
それでも真っすぐにラインが巻けない場合は途中でもう1枚減らすか薄いワッシャーに交換します。
逆テーパー(逆ハの字)の直し方を説明
写真のようになっている状態が【逆ハの字】です。
■ブルーのラインが正しく真っすぐに巻けている
■ピンクのラインが逆ハの字の状態
逆ハの字をなおすにはリールと一緒に入っていたワッシャーを追加する必要があります。
ワッシャーを1枚増やしてラインを巻きながら様子を見ましょう。
それでも真っすぐにラインが巻けていない場合は途中でもう1枚追加します。
(予備のワッシャーは厚さの違うものが入っています。)
この写真程度であればキャストしても問題はなかったので、あまり神経質になる必要はありません。
【少しであれば逆ハの字よりに偏っていても大丈夫です。】
ハの字になった場合は巻き直した方が良いです。
【面倒だから巻き直さなくていいかー】とそのままの状態で投げた時には、必ずと言ってもいいくらいトラブルが起こっていたので気を付けて下さい。
ラインをきれいに巻く方法としては簡単なことなので全てを巻き直さなくていいように、途中で様子を見ながらワッシャーで調整しましょう!
【SHIMANO STELLA】 と 【DAIWA SALTIGA】 はスプールの形状が違うので注意して!
【SHIMANO STELLA】(2019~2020発売)
【DAIWA 20 SALTIGA】(2020年発売)
スプール形状がどう違うのか?
【SHIMANO STELLA】
スプールの形状が真っすぐになっているので巻き終えた状態も真っすぐが理想。
【DAIWA 20 SALTIGA】
スプールの形状が逆ハの字になっているので糸を巻き終えた状態も少し逆ハの字が理想。
写真を見てわかるように少しだけ逆ハの字になっています。
50m~100mほど巻き終えた時にスプールの形状に近い状態で巻かれていれば調整する必要はありません。
調整が必要な場合は【SHIMANO STELLA 】のやり方と同じです。
DAIWA 20 SALTIGAの場合
■過度の逆ハの字はワッシャーを追加する。
■ハの字はワッシャーを減らす。
まとめ
1日に何百投もするGTフィッシングの場合はラインを出来るだけ綺麗に巻いた方が良いです。
キャストするたびにラインがまとまってたくさん出てしまったり絡まったり…。
これでは投げる度にストレスが大きくなり飛距離にも影響します。
【ラインを巻きながらワッシャーで調整をする】という簡単なことなので、面倒がらずにラインを綺麗に巻いてから釣りに行きましょう。
【ハの字は減らす!】
【逆ハの字は追加!】