私や友人がGTフィッシングで使っているスペーサーを用いたラインシステムの組み方を動画や画像にて紹介します。
【PEラインが細い女性】【ノットシステムを頻繁に組み直すのが面倒だと思っている男性】に是非取り入れてもらいたいです。
スペーサーを用いたラインシステム
スペーサーを用いたラインシステムとは?
PEラインとナイロンリーダーの間に【磯ハンター】というラインを挟んだラインシステムのことです。
磯ハンター=スペーサー
スペーサーを用いたラインシステムをGTフィッシングに取り入れる理由は?
スペーサーを用いたラインシステムでGTフィッシングをするメリットについては下記の別ページにて紹介しているので参考にしてください。
GTフィッシングで使う【スペーサーを用いたラインシステムとはどんなものか?】【取り入れるメリットは何か?】について紹介します。 スペーサーを用いるラインシステムの紹介 スペーサーを用いたラインシステムとは?PEライン➡磯ハンタ[…]
スペーサーを用いたラインシステムの結束方法を動画で紹介
ある程度動画で流れをつかんだら画像でゆっくり確認しながら順番に編み込んでいこう!
スペーサーを用いたラインシステムの組み方【手順】
毎回安定した強度のラインシステムを組むには道具が必要です。
持っていると便利な道具は下記の写真↓
写真の□で囲まれた道具【ノッターやエンドノッターなど】を使った方が安定した強度のハーフヒッチを組めます。
用意するラインは2種類
用意するラインは磯ハンターライン・ナイロンリーダーの2種類。
(自分のPEラインの太さに合ったものを準備しよう。)
ライン号数の基準
【女性】
■PEライン4号・5号
■磯ハンター15号・20号
■ナイロンリーダー90lb~130lb
このラインシステムはリーダーを太く出来るのがメリットなのでPEライン4号か5号に磯ハンター20号、ナイロンリーダー120lb程度が理想です。
【男性】
■PEライン6号・8号
■磯ハンター15号・20号
■ナイロンリーダー130lb~200lb
PEラインと磯ハンターをPRノットでつなげよう!
やるのは下記のイラスト部分↓
PRノットの組み方【動画】
PRノットがわからない場合は下記の別ページを参考に!
動画はPEラインとリーダーでやっていますがナイロンリーダーを磯ハンターに変えるだけなのでやり方は同じです。
PRノットの組み方を【写真・イラスト】でわかりやすく紹介します。(YOUTUBEの動画もあり) PRノットとは?【特徴】 ジギングや泳がせ釣りなど大型魚を釣るためのノットシステムとして最適なのがPRノットだと言われています。 […]
PRノットでPEラインと磯ハンターを繋げたら、磯ハンターを3ヒロ分取ってカットする
3ヒロとは?
ラインの両端を掴んで両手をめいいっぱい広げた幅を3回分くらい。
(人によって長さが違いますが、少々の違いでは釣りに影響しないので問題はありません。)
私(女性163㎝)で測った場合➡両手を広げて150cmくらいです。
※アドバイス
磯ハンターは3ヒロと記載していますが、1釣行(3・4日間)磯ハンターにトラブルがない(酷いほつれや毛羽立ちがない)場合に限り、そのまま切って使用可能。
3ヒロ分なくてもOKです。
リーダーと磯ハンターをノーネームノットでつなげよう!
やるのは下記のイラスト部分↓
※アドバイス
シリコンジェルやワセリンなどを用意して!!
磯ハンターをしっかり締め込むためにはシリコンジェルやワセリン・リップクリームなど塗り込めるものがあると良いです。
リーダーを8の字結びする
■リーダーを8の字結びをして磯ハンターを穴に通していく
磯ハンターを巻き付ける
※アドバイス
磯ハンターを巻きつける前に!!
リーダー本線と磯ハンター先端にたっぷりとシリコンジェルやワセリンを塗り込んでおく!!
■磯ハンターを8~10回、左側に向かって巻き付けていく
(手前から後ろに巻き付けていく)
■巻き付けたら仮どめハーフヒッチを1回する
■同じ回数を上から右側に巻き戻していく
(手前から後ろに巻き付けていく)
巻いてきた磯ハンター先端を磯ハンター本線と同じように通す
■8の字結びの穴に巻いてきた磯ハンターを通す
(磯ハンター本線と同じように通していく)
締め込み方が大切!
締め込みの流れ
①リーダー同士を軽く引っ張る
(8の字部分が少し締まるくらいで締めすぎないように注意!)
②リーダー本線と磯ハンター本線を引っ張る
(巻き付けている磯ハンターが締め込まれ色が透明に変わるくらいまで)
③リーダー本線と磯ハンター先端を引っ張る
④最後にもう一度リーダー同士を引っ張って8の字部分をしっかりと締め込む
締め込んでいく
①リーダー同士を軽く引っ張り8の字部分を締める
締めすぎに注意!
磯ハンターを引っ張って締め込む時に8の字部分が締まりすぎていると磯ハンターが動かなくなってしまう。
②リーダー本線と磯ハンター本線を引っ張る
一気に締め込むのではなくじわじわとゆっくり引っ張っていく。
そーすることによって巻き付けていった磯ハンターの色が徐々に透明へと変わりしっかりと締め込むことが出来る。
③リーダー本線と磯ハンター先端を引っ張る
④最後にリーダー同士をもう一度しっかり引っ張る
この時に8の字部分が小さくなるまで締め込まれていないとキャストをする時にガイドに引っかかりトラブルにつながりやすくなるので注意!
ライン2本に磯ハンター先端を2回巻き付ける
■締め込みが終わったら磯ハンター先端を本線とリーダーの2本に2回巻き付ける
余分な部分をカットし先端をライターであぶって完成
■余分なリーダーと磯ハンターをカットし先端部分をライターであぶって焼きコブを作る
激しいキャストを繰り返すとほどけてくる事もあるが8の字部分でしっかりと締め込んでいるので問題はない。
リーダーを必要な長さ分カットする
リーダーの長さはロッドの長さなどでも変わるが【基本的には1ヒロ分くらい】あれば十分。
キャスト時の注意点
キャストをする時にノットの結束部分が以下の位置へくるようにリーダーを調整します。
■リーダーと磯ハンターを組んだノットの結束部分がガイドの先に出ていないこと
■ノットの結束部分がガイドの1番目から3番目の間におさまっていること
(私の場合はヒラマサロッドで全体的にガイドが小さいので2番と3番の間あたりにくるようにしています。)
ガイドが小さい、太いラインを使っているのでノット部分の通りがどうしても悪くなるという人はリーダーを短くしてノット部分をガイドの外に出しても問題はないです。
PEラインにFGノットでリーダーを結束していた頃よりもラインシステムの交換回数が減る。
その他にも沢山のメリットがあるので是非試してもらいたい。